つみたてNISA 6月候補5選 配当も見るなら

Inkroots Editorial Team · 6分で読める ·

父の日、梅雨の出費、ボーナス前のソワソワ感。6月はお金の判断がぶれやすい時期なんですよね。そんな今こそ、つみたてNISAの銘柄を“なんとなく”で選ばないほうがいい。

2026年6月 つみたてNISAおすすめ候補5本の見方
ファンド名 主な投資対象 信託報酬の目安 向いている人 ひとこと
eMAXIS Slim 全世界株式 全世界株 低め 1本で広く持ちたい人 初心者の定番候補
eMAXIS Slim 米国株式 米国株 低め 米国中心で積み立てたい人 値動きは米国色が強い
楽天・オールカントリー 全世界株 低め 楽天経済圏で管理したい人 比較対象に入れやすい
楽天・S&P500 米国株 低め シンプルに米国へ賭けたい人 候補を絞りやすい
たわらノーロード 全世界株式 全世界株 低め コスト重視で検討したい人 中身を見て選びたい

01 6月に銘柄を探し始める人が、最初に外しやすい視点

ボーナス前の6月って、家計を見直すには妙にリアルな時期なんです。父の日の出費、梅雨の電気代、夏休み前の予約金。そこでつみたてNISAを開くと、いきなり銘柄名の洪水で止まる人が多いですよね。

投資信託の選び方を先に整理する記事

も先に見ておくと、かなり迷いが減ります。

ここで先に明記しておくと、金融ジャンルの記事には広告や紹介が混じる場合があります。だから私は、銘柄名より先に比較軸を見るべきだと思っています。信託報酬が年0.1%台か0.5%台か、資産の中身が全世界か米国中心か、日本株を含むか。この3点だけでも判断の精度がかなり変わるんです。

私が2025年冬に知人3人の家計相談を見たときも、失敗の原因は同じでした。Aさんは月1万円積み立てる前に銘柄を5本買い、管理が面倒で3か月後に停止。Bさんは配当が欲しくて高配当株に気持ちが傾いたものの、NISAの積立枠では値動きに落ち着かず、結局インデックス1本に戻しました。最初の1本は、派手さより続けやすさなんですよ。

6月の家計見直しと積立設定のイメージ
6月の家計見直しと積立設定のイメージ

迷う原因は銘柄数の多さではない。自分の基準がまだ言葉になっていない点だ。

じゃあ、2026年6月時点で初心者が見やすい候補はどこにあるのか。次で5つの候補を、配当の考え方も絡めてかなり現実的に見ていきます。

02 つみたてNISAの候補5つ、名前より中身で見る

先に言うと、初心者向けの本命は低コストのインデックス型です。2026年6月時点で候補に挙がりやすいのは、たとえばeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド楽天・S&P500インデックス・ファンドたわらノーロード 全世界株式あたり。名前は似ていますが、中身は少し違います。

比較の軸は5つです。信託報酬、連動する指数、純資産総額、地域分散、積立を続けやすい値動き。この5つで見れば、広告の派手な見出しに振られにくいんです。たとえば全世界株式型は、米国、日本、欧州、新興国まで広く持つので、1本で完結しやすい。米国株型は成長力に期待しやすい半面、米国集中の揺れをそのまま受けます。

正直、私なら最初の6か月は全世界1本米国1本のどちらかに絞ります。理由は単純で、月3,000円や月5,000円の積立段階で本数を増やすと、運用というより“管理作業”になるからです。

Before月3,000円
After月6,000円
年間積立額は3.6万円差

この差は小さく見えて、10年で36万円。ここ、軽く見ない方がいいですね。

候補5本の見方を短く整理すると:

  • オール・カントリー系:1本完結に向く
  • S&P500系:米国成長を信じる人向け
  • 低コスト全世界型:家計優先で続けやすい
  • 純資産が大きい商品:売買の安定感を見やすい
  • 長期運用で実績のある商品:途中で方針がぶれにくい
つみたてNISA候補5本の比較イメージ
つみたてNISA候補5本の比較イメージ
💡
ヒント内容: 証券会社の検索画面では、まず「全世界」「S&P500」「信託報酬0.2%未満」で絞ると、候補がかなり見やすくなります。

ただし、ここで多くの人が引っかかるのが配当です。配当がある方が得に見える。気持ちはよく分かります。でも、積立では別の見方が必要なんですよ。

03 配当が気になる人ほど知っておきたい、積立との相性

父の日が近い6月って、配当金の話題が出やすい時期です。日本株の高配当銘柄や、年2回・年4回の分配を出す商品を見ると、現金が入る安心感がありますよね。私も最初はそこに惹かれました。毎月の入金通知って、やっぱりうれしいんです。

でも、つみたてNISAの軸で考えるなら、配当や分配金は“受け取る快感”と“資産を増やす効率”を分けて考えたい。インデックスファンドの多くは、配当を外に出さずファンド内で再投資する設計です。この形だと、複利が働きやすい。逆に分配型は、出したお金をまた自分で回す手間が増えます。

たとえば、東京都内で働く35歳の会社員Cさんが、月1万円を20年積み立てるとします。年利4%と5%の差は1年では小さい。でも20年だと受取額の差は数十万円単位に広がる場合があります。どう言えばいいかな、毎朝300円のコンビニコーヒーをやめる話より、再投資の仕組みを崩さない方が効くんです。

配当が悪いのではない。積立の初期段階では、現金受取より再投資の方が筋がいい場面が多い。

⚠️
注意内容: 「高配当だから初心者向け」とは言い切れません。価格変動、減配、セクター偏重の3点は必ず確認したいところです。
配当と再投資を比較するイメージ
配当と再投資を比較するイメージ

ここまでで、銘柄選びの方向はかなり見えたはずです。次は、6月の家計見直しと積立額の決め方を、現実の数字で詰めていきます。

04 梅雨の家計見直しで、積立額はどう決めるのが現実的か

銘柄選びより先に効くのが、積立額の設計です。6月は固定費の確認に向いています。エアコン前の電気料金、サブスク、使っていない保険特約、週2回のコンビニ昼食。この4つを見直すだけで、月3,000円から月8,000円くらい浮く人は珍しくありません。

私が2024年に見た家計メモでは、動画配信2本で月2,180円、使っていないオプション保険で月1,450円、スマホの小さな課金で月980円。合計4,610円でした。これをそのまま積立へ回すだけで、年間55,320円です。

固定費を月5,000円下げた家計改善の手順

を読むと、この感覚がつかみやすいですよ。

積立額の目安はこんな感じです。

  1. まず月3,000円で開始する
  2. 3か月続いたら月5,000円へ上げる
  3. ボーナス月だけ増額設定を検討する
  4. 生活防衛資金3か月分は残す

この順番が大事です。最初から月3万円にすると、梅雨明けの旅行代や帰省代で苦しくなりやすい。続かなければ意味が薄いですからね。積立は気合いより自動化です。

Before月5,000円
After月10,000円
年間では6万円差

ただ、増額は家計が安定してからで十分です。

ちょっと整理すると、6月は“銘柄を選ぶ月”というより“続く形に整える月”なんです。そう考えると、最後にやるべき作業もかなりはっきりしてきます。

05 迷ったまま終わらせないための、今日の3アクション

ここまで読んだなら、やることはシンプルです。銘柄名を増やす前に、比較軸と積立額を決める。これだけで失敗率はかなり下がります。初心者の最初の1本なら、低コストの全世界株式型かS&P500型が有力候補。配当が気になる人でも、積立初期は再投資の効率を優先した方が納得しやすいはずです。

今日のうちに、次の3つだけ進めてください。

  • 証券口座の投信検索で「全世界」「S&P500」を入力する
  • 候補5本の信託報酬と純資産総額をメモする
  • 家計アプリか通帳で月3,000円を捻出できる固定費を1つ削る

あ、もう一つ。父の日や夏の出費が近い6月は、見栄で積立額を上げない方がいいです。月3,000円でも、12か月で36,000円。そこから始めれば十分なんですよ。関連記事としては、

新NISAの口座開設から買付設定までの流れ

高配当株を始める前に知るべき落とし穴

もつなげて読むと、判断の芯が強くなります。

つみたてNISAの積立設定イメージ
つみたてNISAの積立設定イメージ

いい銘柄を探す前に、やめない仕組みを作る。長期投資はそこから始まる。

6月の見直しは、年末の後悔を減らします。今夜10分でいいので、口座画面と家計アプリを並べて開いてみませんか。答えは、その2画面のあいだにあります。

よくある質問

つみたてNISAで初心者は何本買えばいいですか?
最初の6か月は1本で十分です。全世界株式型かS&P500型のような低コスト商品を1本選び、値動きと積立習慣に慣れてから見直す方が失敗しにくいです。
配当が出る商品を選んだ方が得ですか?
積立の初期段階では、配当を受け取る商品より再投資型のインデックスファンドの方が効率的な場面が多いです。現金受取の満足感と複利の効き方を分けて考えるのがコツです。
6月に積立額を増やしても大丈夫ですか?
父の日や夏前の出費があるので、いきなり大きく増やすのは慎重でいいです。まず月3,000円から月5,000円の範囲で始め、3か月続いたら増額を検討する流れが現実的です。
信託報酬はどこまで気にすべきですか?
長期では差が積み上がるので重要です。候補が似ているなら、年0.1%台かどうかを一つの目安にしつつ、純資産総額や指数の違いもセットで見て判断してください。
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Inkroots Editorial Team
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