つみたてNISA おすすめ銘柄7選 比較で見えた差

Inkroots Editorial Team · 6分で読める ·

口座は作ったのに、銘柄で手が止まる。つみたてNISAって、そこがいちばん悩むんですよね。人気だけで決める前に、先に見ておきたい判断軸を整理しました。

2025年 つみたてNISAおすすめ銘柄7選 比較表
銘柄名 信託報酬目安 投資対象 向いている人 特徴
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 年0.1%台 全世界株 最初の1本を選びたい人 1本で広く分散できる王道
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 年0.1%台 米国大型株 米国成長を重視したい人 王道の米国株インデックス
楽天・全世界株式インデックス・ファンド 年0.1〜0.2%台 全世界株 楽天証券利用者 VT連動系で分かりやすい
楽天・S&P500インデックス・ファンド 年0.1〜0.2%台 米国株 米国集中でも納得できる人 低コストで使いやすい
SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド 年0.1%台 全世界株 SBI証券利用者 分散重視の有力候補
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 年0.1%台 米国株 S&P500を積み立てたい人 米国株の定番候補
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 年0.1%台 株・債券・REIT 値動きを抑えたい人 家計の安定感を重視しやすい

01 迷う人ほど、最初に4点だけ見ればいい

月1万円を10年積み立てても、銘柄選びで差が出る。ここ、軽く見ないほうがいいんです。

投資信託の選び方を先に整理する

実際、同じ新NISAのつみたて枠でも、信託報酬が年0.1%台か0.5%近いかで、長い目では受け取り額にズレが出ます。

私が家計相談でよく聞くのは、「結局どれを選べば外しにくいのか」という悩みです。正直、その気持ちはよく分かりますよね。銘柄名は長いし、似た名前も多い。しかも2024年から制度が変わって、初めての人には情報量が多すぎるんです。

先に答えを置くなら、見るべき軸は4つだ。

  • 信託報酬が低いか:目安は年0.1〜0.2%台
  • 何に分散しているか:全世界株式、米国株、日本株、バランス型
  • 純資産総額が十分か:100億円超は一つの目安
  • 指数との連動が安定しているか:ベンチマークとのズレが小さいか
つみたてNISA銘柄選びの比較ポイント
つみたてNISA銘柄選びの比較ポイント

つみたてNISAで失敗しやすいのは、リターン予想を外す場面より、自分の値動き許容度を見誤る場面なんです。

つまりポイントは、利回りの高さを当てにいくゲームじゃないという点です。まずは続けられる1本を選ぶ。そのあとで、向いているタイプを絞るほうがうまくいきます。次で、候補7本を比較していきましょう。

02 おすすめ7本を並べると、差はここに出る

つみたてNISAの定番候補は、実はかなり絞られます。2025年時点で初心者が比較しやすい銘柄を、コストと分散のバランスで並べるとこんな顔ぶれです。特定の商品を断定で推す話ではなく、自分で判断しやすいように整理しています。

つみたてNISAおすすめ銘柄比較イメージ
つみたてNISAおすすめ銘柄比較イメージ
  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):1本で先進国と新興国まで広く持てる
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500):米国の大型株中心。王道だが米国集中
  • 楽天・全世界株式インデックス・ファンド:VT連動系。仕組みが分かりやすい
  • 楽天・S&P500インデックス・ファンド:低コストの米国株候補
  • SBI・V・全世界株式インデックス・ファンド:広く分散したい人向き
  • SBI・V・S&P500インデックス・ファンド:米国株に絞りたい人向き
  • eMAXIS Slim バランス(8資産均等型):株だけだと不安な人向け

比較すると、差はリターンの派手さより値動きの受け止めやすさに出ます。たとえば2022年のように米国株が大きく揺れた年、S&P500一本は気持ちが削られやすい。知り合いの38歳会社員も、月3万円の積立を始めた直後に評価額がマイナス8%になって、3週間で売りたくなったと言っていました。これ、珍しくないんです。

Before年0.1%台
After年0.5%前後
信託報酬の差は長期で効く
⚠️
注意内容: 「人気ランキング1位だから選ぶ」は危ないです。ランキングは販売会社の利用者層で偏ります。自分の家計とメンタルに合うか、それを先に見るべきだ。

この7本の中でも、実際には向く人がかなり分かれます。そこが次の分岐点です。

03 全世界かS&P500か。悩みの正体はリターンではない

ここ、いちばん迷いますよね。全世界株式か、S&P500か。数字だけ見れば、過去10年では米国株優位の期間が目立ちました。だからS&P500に気持ちが傾く。分かります。でもですね、悩みの正体は過去成績ではなく、未来の不確実さをどこまで引き受けるかなんです。

S&P500は、アップル、マイクロソフト、エヌビディアのような米国大手に乗れる強さがある。その反面、国の偏りも大きい。全世界株式は米国比率が高いとはいえ、日本、欧州、新興国も入るので、一本での守備範囲が広いんです。朝の通勤で電車が遅れた日に、一本早い乗り換えルートを知っていると気持ちがラクになるじゃないですか。全世界型の安心感は、あれに近いです。

私なら、投資経験が1年未満なら全世界株式から入る。値動きに慣れていて、米国集中を理解したうえで選ぶならS&P500でもいい。そんな順番を勧めます。金融庁の新NISA制度資料や、各運用会社の月次レポートを見ても、長期積立で大事なのは売らずに続ける姿勢だと読み取れます。

💡
ヒント内容: 迷ったら、月1万円のうち7,000円を全世界、3,000円をS&P500で3か月試す方法もあります。感情の揺れを自分で観察できるので、机上比較より納得感が残ります。
全世界株とS&P500の違い
全世界株とS&P500の違い

高いリターンを狙う前に、下がった月も積み立てを止めない設計にする。長期投資はここで差がつく。

じゃあ、バランス型はどうなのか。地味に見えて、実は合う人がはっきりいるんです。

04 見落とされがちなバランス型。合う人にはかなり強い

株100%の話題が目立つので、バランス型は脇役に見えます。けれど、家計全体で考えると侮れません。たとえば子どもの教育費が5年後に近い家庭、住宅ローン返済が月9万円ある家庭、こういうケースでは値動きの小ささが効くんですよ。

eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)のような商品は、国内外の株と債券、REITまで分散する。上昇相場では株100%に見劣りしやすいです。でも、下落局面での落ち込みが比較的やわらぐので、積立を続けやすい。2020年3月の急落時、周りの2人は株式ファンドを止めましたが、バランス型を選んでいた1人はそのまま積み立てを継続しました。結果だけ見れば、その差は大きかったんです。

  • 価格変動が気になってアプリを毎日開いてしまう
  • 3年以内に大きな支出予定がある
  • 夫婦で投資温度差があり、片方が不安を感じやすい

この3つに1つでも当てはまるなら、バランス型は十分候補に入る。派手ではない。でも、家計運営ではこういう地味な正解が強いんです。

積立を続けるための家計管理ルール

Before月1万円
After10年で120万円元本
積立の土台
⚠️
注意内容: バランス型でも元本保証ではありません。値下がりはあります。そこを誤解したまま買うと、期待とのズレでやめやすくなります。

このあたりを踏まえると、最後は「どれが一番か」ではなく、「自分にどう合わせるか」に話が移ります。そこを具体化しましょう。

05 結局どれを選ぶか。今日10分で決める手順

迷いを終わらせるなら、判断を3ステップに分解すると早いです。あれこれ調べ続けるより、先にルールを決めたほうがラクなんですよ。

  1. 証券会社の積立設定画面を開き、候補を全世界・S&P500・バランス型の3系統に絞る
  2. 各ファンドの信託報酬、純資産総額、直近月次レポートを10分で確認する
  3. 月1万円なら、最初の6か月は1本か2本までにして値動きへの反応を見る

私なら、初めての1本はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を有力候補に置きます。理由はシンプルで、分散が広く、コストも低く、迷いが少ないからだ。米国の成長を強めに取りたい人はS&P500へ。値動きが怖いなら8資産均等型。ここまで整理できれば、かなり決めやすいはずです。

つみたて設定の実行イメージ
つみたて設定の実行イメージ

3行で要点を置きます。

  • 王道は低コストの全世界株式かS&P500
  • 不安が強い人はバランス型も十分あり
  • 最初から完璧を狙わず、6か月続けられる設計を選ぶ

関連記事として、

新NISAを始める前に確認したい手順

も読んでおくと、口座設定から積立額の決め方まで流れでつかめます。

最後に一つ。つみたてNISAで本当に差がつくのは、銘柄名を言い当てた人ではない。下がった月も、給料日のあとに淡々と積み立てた人です。今すぐ証券会社のアプリを開いて、候補を2本まで絞ってください。そこまで行けば、もう半分は終わっています。

よくある質問

つみたてNISAで1本だけ選ぶなら何が無難ですか?
初めてなら、低コストで広く分散できる全世界株式インデックスが無難です。月次レポートで信託報酬と純資産総額を確認し、まず6か月続けてみると判断しやすいです。
S&P500だけに積み立てても大丈夫ですか?
米国株の成長を強く取りに行く選択としては十分ありです。ただ、国の偏りは大きいので、下落時に積立を止めない自信があるかを先に確認したほうがいいです。
バランス型はリターンが低いから避けるべきですか?
避ける必要はありません。教育費や住宅費など近い支出がある人には、値動きが比較的やわらぐ利点があります。家計全体で見て続けやすいなら有力候補です。
積立額はいくらから始めるのが現実的ですか?
月5,000円〜1万円で十分です。大事なのは金額の大きさより、毎月無理なく続くかどうか。ボーナス頼みより、給料日後に自動積立する形が続きやすいです。
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Inkroots Editorial Team
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