つみたてNISAを始めたいのに、銘柄名を見た瞬間に手が止まる。あの感じ、よくわかります。人気だけで選ぶ前に、先に見るべき軸をサクッと整理しました。
| 銘柄名 | 主な投資先 | 信託報酬の目安 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|---|---|
| eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 全世界株 | 低い | 1本で地域分散しやすい | 最初の1本を探す人 |
| eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 米国大型株 | 低い | 王道のS&P500連動 | 米国中心で積みたい人 |
| 楽天・全世界株式インデックス・ファンド | 全世界株 | 低め | 楽天系サービス利用者にもなじみやすい | 全世界型を比較したい人 |
| 楽天・S&P500インデックス・ファンド | 米国大型株 | 低め | シンプルな米国株積立向き | S&P500を候補にしたい人 |
| SBI・V・全米株式インデックス・ファンド | 米国株全体 | 低め | 中小型株まで含めやすい | 米国全体に広く乗りたい人 |
| SBI・V・S&P500インデックス・ファンド | 米国大型株 | 低め | 定番指数を低コストで追いやすい | 迷わず王道を選びたい人 |
| たわらノーロード 全世界株式 | 全世界株 | 低め | 全世界型の比較候補として定番 | Slim以外も見たい人 |
01 最初に結論。銘柄選びは“勝ちそう”より“続けやすい”で決まる
月1万円を10年積み立てても、選ぶ投資信託で差が出ます。とはいえ、最初に見るべきは派手な成績ではなく、手数料の低さと中身の分散なんです。
投資信託の選び方を先に整理する
つみたてNISAで迷う人の多くは、ランキング上位やSNSの声で決めがちですよね。でも、2024年時点で金融庁のつみたて投資枠対象商品は長期積立向けに絞られていて、その中でも差が出るのは信託報酬、純資産総額、指数の違いの3点です。ここを外すと、毎朝アラームを5分だけ先送りするみたいに、判断を先延ばししたまま10年たってしまいます。
私も最初はeMAXIS Slim 全世界株式とS&P500連動型の違いがピンときませんでした。正直、名前が似ていてややこしいんです。でも、見方を3つに絞ると急に整理できます。次のセクションで、その“3つだけ”を具体的に見ていきましょう。

02 おすすめ銘柄を見る前に、3つだけ数字で押さえる
ここで重要なのは、低コスト・分散・純資産額です。たとえば信託報酬が年0.10%台と0.50%台では、月1万円を15年積むあいだにじわじわ差が広がります。小さく見えて、効いてくるんですよ。
1つ目は信託報酬。2025年時点でも、インデックス型なら年0.05%〜0.20%前後が低コスト帯です。2つ目は分散。全世界株式なら米国、日本、欧州、新興国まで広く入ります。3つ目は純資産総額で、1本あたり数百億円〜数千億円あると、運用の安定感を見やすいんです。
知り合いの30代会社員、横浜在住のKさんは、2022年に“1年成績が良かった”テーマ型ファンドを候補にしていました。でも、つみたてNISAでは毎月3万円を20年近く積む前提ですよね。短期の勢いより、地味でも低コストで資金が集まる商品を選んだ方が気持ちがぶれにくい。これ、かなり大事です。
チェック項目を短く並べるとこうです。
- 信託報酬が年0.2%未満か
- ベンチマークが広く分散されているか
- 純資産総額が右肩上がりか
- 設定から3年以上たっているか
長期投資で怖いのは、相場下落そのものではない。途中で積立をやめる判断なんです。

03 全世界株式と米国株式、どちらが自分向きか
悩みどころはここでしょうか。全世界株式は1本で地域分散がきく。米国株式はS&P500やNASDAQ100の成長力に乗りやすい。どちらも筋はいいんですが、性格が少し違います。
全世界株式は、2025年時点でも米国比率が高めとはいえ、日本や欧州、新興国も含みます。つまり“1本で広く持つ”設計です。米国株式は、アップル、マイクロソフト、エヌビディアみたいな大型企業が中心で、伸びる局面では強い反面、米国市場に集中します。どう言えばいいかな、全世界は定食、米国株は人気メニューの大盛り、そんな感覚に近いですね。
私なら、投資が初めてで月1万円〜3万円から始める人には全世界株式を先に見ます。理由は単純で、値動きに驚いて積立を止める確率を下げたいからです。逆に、給与・生活防衛資金・家計管理が固まっていて、10年以上ぶれずに積める人なら米国株式も十分候補です。

04 つみたてNISAおすすめ銘柄7選 比較で見えた差
ここでは、低コスト、分散のわかりやすさ、純資産の厚みを軸に、初心者でも比較しやすい7本を並べます。数値は変動するので、申込前に各運用会社・販売会社の最新目論見書を必ず見てください。
候補として見やすい7本は次の通りです。
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
- 楽天・S&P500インデックス・ファンド
- SBI・V・全米株式インデックス・ファンド
- SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
- たわらノーロード 全世界株式
比較のコツは、名前より連動指数を見る点です。同じ“米国株”でもS&P500連動か、全米株式連動かで中身が違います。S&P500は米国の大型株500社、全米株式は中小型まで広がる。ここ、見落としやすいんです。
おすすめ銘柄は“1位を決める遊び”ではない。自分が10年持てる1本を探す作業だ。
新NISA口座開設の流れを先に確認する

比較で見たいポイントをひと目で整理
| 銘柄名 | 主な投資先 | 信託報酬の目安 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| eMAXIS Slim 全世界株式 | 全世界株 | 低い | まず1本で広く持ちたい |
| eMAXIS Slim 米国株式 | 米国大型株 | 低い | 米国中心で積みたい |
| 楽天・全世界株式 | 全世界株 | 低め | 楽天証券利用者で比較したい |
| 楽天・S&P500 | 米国大型株 | 低め | S&P500連動を重視 |
| SBI・V・全米株式 | 米国株全体 | 低め | 中小型株も含めたい |
| SBI・V・S&P500 | 米国大型株 | 低め | シンプルに米国大型株 |
| たわらノーロード 全世界株式 | 全世界株 | 低め | 王道の全世界枠を比較したい |
05 初心者が避けたい選び方と、今日10分で決める手順
最後に、失敗しやすいパターンを先に潰します。直近1年の成績だけで選ぶ、テーマ型を積立の主役にする、似た指数のファンドを3本並べる。この3つは避けたいですね。見た目は分散でも、中身がほぼ同じというケース、かなりあります。
私が家族に相談されたら、手順は3ステップです。まず証券会社の積立候補画面で、信託報酬が年0.2%未満のインデックス型だけに絞る。次に、全世界株式か米国株式かを決める。最後に、純資産総額と運用年数を見て1本にする。これで十分です。
今日すぐやることを3つに絞ります。
- 証券会社の検索欄で「全世界」「S&P500」と入れる
- 候補3本の信託報酬と純資産総額をメモする
- 月1万円で積立設定し、増額は3か月後に考える
ちょっと整理すると、つみたてNISAの銘柄選びは難しそうで、見る数字は多くありません。低コスト、広い分散、資金が集まる安心感。この3つです。関連記事として
積立を続けるための家計管理アプリ比較
も合わせて読むと、始めた後の継続がぐっと楽になります。ここまで読んだなら、あとは比較表を見ながら1本に絞るだけですよ。
